近江神宮へ参拝に行ってきました。
毎年かるたの名人戦が行われることでも有名です。
名人・クイーン戦が1月6日に行われていたのをちょっとだけ目にして、カルタができるわけではないのですが、
その場所を体感してみたくなりました。
JRの大津京駅から15分くらい歩きます。
広い敷地に一歩足を踏み入れると、木々の間からひんやりとした風を感じます。
木漏れ日が暖かい日差しをもたらしてとても良い雰囲気。
木々の間を歩き視界が開けてくると、見上げるような階段が。その上には赤い大きな門が見えてきます。
威厳を感じるその姿、思わずほーっとため息が出てしまいました。
ゆっくりと階段を登って境内に足を踏み入れます。
そんな境内に入ってすぐ目にしたのは日時計。
掲示物を確認すると、近江神宮は天智天皇を祀っている神社で、その天智天皇は日本で初めて時計を作った人物と言われているとのこと。
その当時の唐の技術で漏刻と言う水を使った時刻を測る技術だったそうです。
その時計を再現したものが境内にあって、スイスの時計会社の寄贈と言うことでした。
箱のような形状のものが階段状になっていて水がだんだんと下に落ちていくと、一番下の箱に置いてある矢のようなものにメモリがついていて少しずつ、矢が上がっていく、と言うもの。
今ほど正確なものではありませんが、10分くらいずつで上がっていくんだそうです。
時間がわからない生活なんて今となっては想像もつかないですしどのように生活していたんでしょうか。
けれど時間がわからない方が、ゆっくりと自分のペースで生活できたような気もしてきます。
周りの人と太陽の位置を見て生活していた時期とはどんなものだったのでしょうか。
他にも、時計技術者の学校や歴史的時計の展示室があったりして、時計にゆかりのある地だと言うことがよくわかりました。
ひととおり境内を参拝してからは、敷地内隣の近江勧学会へ行きました。
カルタの大会はこちらで行われているようです。
カルタ漫画のちはやふるの聖地となっていて、原画の展示や実写映画の出演者のサインなども置いていました。
カルタの選手はどんな気持ちでこの場所に入っていったのでしょうか。
何だか自分まで緊張してしまいます。
特にカルタが得意だったわけでもありませんが・・・。
神社は心が洗われるようで、いつも爽やかな気持ちで帰ることができます。
今回の参拝は少し軽い理由でしたけれど、来てみなければ知りえなかったことに出会えることができました。